NIVOLET Rain Jacket ¥13,000(税抜)
Color: Black/Grey、Black/Red、Black/Yellow
Size: S, M, L, XL
イタリアのNIVOLET峠にちなみ名付けられています。NIVOLETはイタリアとフランスの国境近くの、景色の美しいワインディングロードが印象的な峠です。
GSG社はレインジャケットとしていますが、日本の基準で言うと簡易防水ジャケットとなります。 いわゆる完全防水モデルとの違いは後述するジッパーや袖と襟部分の仕様などですが、価格からすると十分な防水防風性能を誇りコストパフォーマンスに優れたモデルと言えます。
生地にはイタリアPlastotex社のサイクリング用途に特化したTekという素材を採用しています。
その特徴は、防水性・透湿性と柔軟性・伸縮性を絶妙のバランスで両立させている事です。
従来の素材は、防水性はしっかりしていても、柔軟性はそれほどなく、ともすればカサカサと気になる音がしていたものですが、このTek素材はそういった要素が少なく、着心地が非常に優れています。
防水素材では一般的な3レイヤー構造になっており、アウターレイヤーで風を防ぎ、ミドルレイヤーで水の侵入を防ぎ、インナーレイヤーは肌触りと透湿性、そして素材自体の保護をする役割をしている様です。 またHydro Oil Repellent(撥水)加工も施し、防水機能と合わせて、水を寄せ付けない様になっています。
パネルとパネルの縫い目も、セオリーどおりテーピングで目張りしてあり、縫い目から水が浸入する事はまずありません。
ジッパーは「止水タイプ」を使用しています。厳密には完全防水といえないジッパーですが、ごらんの様にジッパーの継ぎ合わせ面が見えない特殊な構造になっており、またこのジャケットではその上からフラップもありますので、かなり水の浸入は防ぐ事が出来ます。
注)その特殊構造の分、ジッパーの上げ下げは硬いと言わざるを得ません。特に最初は意図的に上げ下げを何度か繰り返して、慣らす必要があるかと思われます。 写真のサンプルの場合、20回ほど上下に動かすと、かなりスムースに動く様になりました。
そして・・・ラッキー7(ロゴ)は、このモデルでも目立たない様、隠れています。
細かい点ですが、自由な動きを妨げない様、脇の下などもパネリングを使い分けています。
バックの腰部分にはリフレクターが付き、雨の日の夜など最悪のコンディションでも、被視認性を確保し安全に目立ちます。
GSG社の提供を受けて、今このブログを書いている私も5月からの半年ほどこのジャケットを使っていますが、防水性はほぼ問題なく、それにも増して透湿性や柔軟性が優れていますので、すごく気持ちよく、長い時間着用していてもストレスのないモデルだと思います。何より、動いた時にカサカサ言わないのがお気に入りです。
防水性について”ほぼ”と書いたのは・・・下の写真をご覧下さい。
ちょっとわかりにくいですが、えりの裏と手首部分のみ、快適性を重視してジャージ素材になっています。少々の雨や雪などでは全く問題ないのですが、土砂降りの雨の中を長時間走らなければならないというシチュエーションがもしあれば、その部分は濡れてしまい、若干気持ち悪くなるかも知れません。
しかし前述の通り、総じて価格の割りにはクオリティーが高く、特に快適性については今までのレインウェアと一線を画すモデルだと思いますので、ぜひ店頭で見つけたら試着してみて下さい(ジッパーを上げ下げするのをお忘れなく!)
このモデル、まだ弊社にも在庫がありますので、取り寄せも可能です。
[追記]
ワイズロード上野ウェア館さんのブログでも紹介頂きました。
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